People 社員インタビュー

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2011年 中途入社

生井 雄治 NAMAI YUUJI

ザ・チェルシーコート
パティシエ/シェフパティシエ

2011年3月に、池袋にあるホテルのパティシエから埼玉県大宮市にある「ラ・クラリエール」のオープニングスタッフとして入社。その後は、千葉県千葉市にある「ザ・チェルシーコート」へ移り、現在はシェフパティシエとして婚礼から誕生日ケーキまで幅広いスイーツをつくっている。今の目標は、ふたりの部下をいち早く成長させること。

店舗ごとでやり方が自由。
 縛りがないからやりがいがある。

「ザ・チェルシーコート」というブライダルの会場でパティシエをしていますが、普段はケーキデザインの見直しやデザートの仕込みなど、製菓すべてを担っています。会場としてウエディングケーキやデザートをつくる以外に、レストランの運営やバースデーケーキの販売もしているので、そちらもつくっています。C・B・Hは、店舗ごとに「これをやりなさい」というやり方が決まっておらず、自由なのが特徴です。シェフパティシエの《個性》がつまっているので、デザートもケーキも店舗によって全然違います。そのシェフが自ら決めて、なんでも取り組んでいける会社なので、自由であり、とてもやりがいがあります。大きな企業だったりホテルだとルールや縛りみたいなものが多いですが、ここではまったく感じることなく、自由にやらせていただけるので、楽しいですね。

カップルから頂いた感謝の手紙。
 カタチにする努力が実った瞬間。

これまでのたくさんのカップル様のウエディングケーキつくってきました。中でも思い出深いのは、20段のケーキや姫路城のケーキ、メリーゴーランドケーキ。どれもきめ細かい装飾が必要で苦労するんですが、でもそれがとても面白くて。カップル様がやりたいことは、何がなんでも叶えてあげたいという強い想いがあって、無理難題のものでも極力ご要望に近しい代案を提案しています。そんなこともあってなのか、これまでにカップル様から「想像通りのケーキでとてもうれしかった」という手紙をいただいたことがなによりも嬉しくて。結婚式後に行われるサンクスパーティのときも「パティシエの方はいらっしゃいますか?」と呼んでいただいて、「覚えていますか?あの時はありがとうございました」と言ってくれたりもしました。そういった言葉を直接頂けると、この仕事をしていてよかったなと心から思いますね。

人生を変えたシュークリーム授業。
 粉から創るのが楽しい。

こういうと驚かれると思いますが、この仕事が大好きで、ケーキを作るのも食材に触れているのも本当に大好きなんですよ。そう思える心をとても大事にしています。この仕事をはじめるきっかけが、高校のときでして。最初は調理士になろうかなと思っていて、大阪の専門学校に通っていたんですけど、あるお菓子の授業で、シュークリームをつくる授業だったのですが、やってみると「おっ、おもしろい!」ってなってしまって、そこからお菓子づくりって楽しいと思い始めて、専門学校から製菓学校に移ったんです。お菓子って粉からつくるんですが、粉とバターと砂糖でこねて、そこに卵を入れて、スポンジを作ったりしてなど、イチからつくることがすごく面白いんですよね。だからこそ、熱中できるんです。そして日々自由であるということは、日々挑戦ができるということ。挑戦できるということは、やはりやりがいになります。いつも同じことばっかりをやっていたら、絶対変わらないですし、やっぱり挑戦をしていくことで、もっと高みを目指していきたいですね。

いろんなつながりがあって
 いろんな人が戻ってくる場所に。

「ラ・クラリエール」の時は、会場以外に保育園とカフェがあるのですが、よくケーキ教室をしているときにつくったケーキを保育園に持っていったりしていたんです。そしたら園児がすごい喜んでくれて。お返しとして、バレンタインの時に「いつもありがとう」ってチョコを持ってきてくれるんです。それがすごく可愛くて。ほかにも結婚式を挙げたカップル様がカフェに来てくれたことをプランナーさんが教えてくれて、直接会って話をしたり、そういうつながりがあるのはとても素敵だと思いますね。いろんなところでつながっていて、いろんなところでみんなが戻ってくる場所になっている。「ザ・チェルシーコート」でもケーキ教室もやっていて、フルーツパウンドやガトーショコラづくりをしたのですが、地元の方々が18名ぐらい来てくれて。そういうケーキ教室を通じて、地域の人々と関わったりできる、そんな繋がりをこれからも大事にしていきたいです。地域の人々のためにも、この場所は、いまのまま変わらないでいてほしいですね。

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ザ・チェルシーコート/パティシエ/シェフパティシエ

生井 雄治 NAMAI YUUJI